特産の梅を使った新商品開発を支援


相談者:森梅園 森 あゆみさん

担当コーディネーター: 油布 恒文(販路開拓)

担当コーディネーター: 工藤 崇(経営戦略)

担当コーディネーター: 新名 康行(IT・Webサービス)

相談内容

日田市大山町で最も梅を生産している梅農家である。

 

梅干しの生産量と販売量のバランスが悪いことが課題になっている。

 

また売上の90%を占める個人客の販売管理の効率化や新製品の開発、新しい販路の開拓、業務の効率化の相談に見えられた。

森梅園建物の写真
建物の表示

課題の整理・分析(強みの発見)

  • 代表が大山町で梅栽培の指導をする技術者であり、奥さんが全国梅干しコンクールで優秀賞を2回受賞した製造責任者である。
  • 後継者になる娘さんが経理、販売を受け持っている。
  • 販売先は個人が多く粗利益率が高いが新規開拓に時間がかかっている。
  • 商品が梅干しのため販売する客層が中高年に偏っている。
  • 会計ソフトは使用しているが配送伝票作成や請求業務が効率的に運用されていない。

提案内容

「大吉梅」のお守りの写真
「大吉梅」のお守り
  • 梅栽培の技術者である代表が作ったオリジナル品種「大吉梅」を使用したお守りを作ることを提案し、新商品の開発により販路が広がった。
  • 販売先の新規開拓、商談会等に積極的に参加するように提案し、新たに問屋やスーパー、セレクトショップ等の販路を開拓した。
  • 業務効率化のためIT導入補助金の活用を提案し、配送、販売管理のソフトを導入した。
  • 商工会と連携して持続化補助金の活用を提案し、新商品開発や既存商品のブラッシュアップを行った。
  • 経営革新計画にチャレンジするように提案し、事業計画の作成支援を行い、承認を得た。

成果(相談者の声)

森加茂子製造責任者 森文彦代表 森あゆみ営業担当の写真
左から 森加茂子製造責任者 森文彦代表 森あゆみ営業担当

「大吉梅」の特徴は、他種の梅より比較して14日ほど熟しても落ちないことに着目して、受験に落ちない・・・お守り梅にしてみてはどうかとよろずのCOのアドバイスにより作りました。

 

商談会での反応があまりにも良く売上も増加しているので、販売意欲も湧いております。


企業情報

森梅園