従来にはない障害者就労支援施設の創業


相談者:ふくろうの森ビル 古山 圭二さん

担当コーディネーター: 矢野 俊樹(IT・Webサービス)

航空会社でWebディレクターを経験。さらに経営企画の経験も活かしインターネットを中心にした経営のご支援をさせていただきます。応用情報技術者。

相談内容

カフェ「カフェふくろう」の写真
カフェ「カフェふくろう」は自らDIYでリノベーションを行なった

障害者の個性を引き出すことにより、将来的に独立採算が可能な、従来にはないA型就労支援施設「あらやしき」を立ち上げたいという相談で、代表の古山圭二氏が来訪した。

課題の整理・分析(強みの発見)

中古ビルを購入してリノベーションを行い、そこにカフェ、障害者就労支援施設、テナント、レジデンスなどが複合する空間を作る独創的な計画を持っていた。

 

しかし、必要資金の額をはじめ、相談者のこれまでの経験からは事業の規模が大きく、計画に漏れや問題がないかなど不安を抱えてい

た。

提案内容

資金調達のために事業計画のブラッシュアップを行なった。

 

様々なコーディネーターが入れ替わり支援を行うことで、多面的に事業計画のチェックや見直しを重ね、金融機関へのプレゼンテーションに際しては事前にロールプレイングを実施した。

 

創業当初、「カフェふくろう」の集客に苦労していたことから、テナントに「花屋そらうみ」をマッチングするとともに体験型イベントの開催により集客を図るなど、就業者の自発性と創造性、笑顔溢れた「空間」を創出するようにアドバイスを行なった。

成果(相談者の声)

無事に資金調達を行うことができ、創業を果たした。

 

「あらやしき」では、自由闊達な空間の噂が広まり、創業から2年で施設利用者は10名から30名に増え、スタッフも2名から10名まで拡大をした。

 

「カフェふくろう」では「花屋そらうみ」と共同企画した花教室とランチセットが好評を博し、各種メディアに取り上げられるなど、相乗効果を生んでいる。

 

また大分市の委託事業を受託し、国民文化祭の期間中、多彩な交流イベントを行なっている。

カフェふくろう・スタッフの写真
自発性と創造性に溢れた空間

企業情報

ふくろうの森ビル

・代表者名:古山 圭二

・所在地:大分県大分市王子中町3番5号

・事業内容:カフェ、障害者就労支援施設などの複合施設の運営

・HP:https://fukurounomori.business.site/

※古山氏へのインタビュー動画はこちら