商標を活用したブランド展開で事業を拡大したい


相談者:くいしんぼう工房 吉本 とも子さん

 

担当コーディネーター:佐々木 俊司(知財戦略)

相談のきっかけ

 美しい山や海に囲まれた自然豊かな大分県国東市出身の相談者。

 当地には豊富な食材と様々な食べ方がありましたが、食の多様化や核家族化で地域の味が継承されていない現状に危機感を持ち、「くいしんぼう工房」というグループを結成されました。同グループでは国東産原材料・無農薬・無添加・低価格にこだわり、季節の漬物・ドレッシング・万能タレ・にんにく味噌の詰め合わせなどを製造・販売しています。

 商工会経営指導員らの支援により、個人事業主として精力的に活動し、広報の成果もあって認知度は高まりつつあったが、今後は収支を踏まえた事業安定性の確保とその拡大が課題と考え、当拠点に来訪されました。

支援内容と成果

 知財総合支援窓口を通じて商標権を取得した「くいしんぼう工房」は、事業者名であると同時にファミリーネーム的な活用が図れると考えて支援に着手しました。

 「くいしんぼう工房」に具体的な普通名称を加えて商品名とすることで、ラインアップを構築するよう提案しました。このような個々の商品商標の取得は行わないネーミング戦略により、コストを抑えた効率的な商品拡販を行うことが出来ています。

 佐々木が前職の知財総合支援窓口勤務時代に、商標権取得から個人事業主としての独り立ちまでを地域商工会と連携して支援を担当したこともあり、相談者とはすでに信頼関係の基礎ができていたため、思い切った提案も受け入れられやすくなっていました。

 相談者の積極性と活動力の高さは、人脈形成と広告宣伝に繋がっていますが、さらに、当拠点の茶話会などのマッチングや相談者同志のコミュニケーションの場、ミニセミナーでの異業種交流、現場における顧客とのコミュニケーションなどを通じ、ブランド化のイメージも具体化しているようです。

 今後も商標を効果的に活用して「くいしんぼう工房」のブランド化、並びに販路構築と事業拡大に向けて支援を進めていく予定です。

くいしんぼう工房支援の流れ画像
くいしんぼう工房支援の流れ

企業情報

くいしんぼう工房

・代表者名:吉本 とも子

・所在地:国東市国東町中田1637-1

・事業内容:加工食品の製造販売